ナスターチウム

●英名:Nastutium
●和漢名:きんれんか(金蓮花)
●別名:ガーデン・ナスタチウム、ノウゼンハレン
●学名:Tropaeolum majus L.
●科名:ノウゼンハレン科の一年生草本
●原産地:ペルー、ブラジル
●主産地:南米地域一帯、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツなど

 原産はペルー、ブラジルで、ノウゼンハレン科の一年草である。現在は、南北アメリカやヨーロッパなど、特に北半球の諸国で栽培されている。主に園芸用として親しまれており、夏に鮮やかな色の花を咲かせる。料理には、葉、花、つぼみ、果実などが利用される。
 日本には19世紀半ばに渡来した。花はノウゼンカズラに似ており、葉は蓮に似ているところから、ノウゼンハレン(凌霄葉蓮)と名づけられたとされる。

ナスターチウムの香味と利用法

■日本においても、ナスターチウムは主に観賞用として栽培されているが、食用としても利用できる。
■ナスターチウムの葉、花、つぼみ、果実にベンジルからし油が含まれているため、からしの様なピリッと感がある。熱を加えると辛味が消えてしまうため、若葉や花を生の状態で利用する。
■若葉を刻んでサンドイッチに入れたり、サラダに加えても合う。若葉にはビタミンCが豊富に含まれ、美容・健康にもよい。
■ナスターチウムの花は、料理の飾り付けに最適である。特にサラダや冷菓に添えると、彩りがグンとよくなる。食べられるため、ちょっとした刺激も味わえる。
■大きく育った葉は若葉に比べ固くなるため、煮て食べるとよい。加熱により辛味はなくなるが、野菜感覚で食べることができる。

ナスターチウムの薬効

■抗菌作用や増血作用、風邪、貧血、美肌効果があるとされる。
■水に浸して成分を抽出したものや、煎じた液を服用すると、利尿、強壮、呼吸器疾患などに効果を発揮する。
■種子をつぶしたものは、すり傷などに用いられる。

ナスターチウムの栽培

 ナスターチウムは種から栽培する。霜に弱いため、4〜6月にまくとよい。また、水に挿しておくだけでも発根する。日当たりよく、水はけのよい場所を好む。